サロンオーナー・講師 伊藤 正樹
経歴
1950年、東京都に生まれる。
1969年、東京教育大学附属駒場高等学校（現筑波大学附駒場高等学校）を卒業。
1973年、東京工業大学理学部を卒業。
専門は物理学（理論）。日本学術振興会研究員、京都大学基礎物理学研究所湯川研究員を務めた後、英国・スイス・カナダ各国の大学において上席研究員・客員教授を務める。1995年から国立大学大学院教授、退官後は東京都狛江市において物理学サロンを開き、若い人々の育成に務めている。
日本物理学会シニア会員、理学博士
NPO法人基礎科学研究所（在京都）所属
科学技術分野に進む
基礎づくりのために
科学技術分野は若い人々にとって、とても魅力的な仕事になってきました。そして先端産業の成長と様々な社会問題・環境問題の解決のため、より高度な専門知識が要求され、大学院への進学が一般的になっています。理系に進学する方々は、このような将来を視野に入れた準備が必要と思います。
技術革新の歴史を振り返ると、いずれも基礎分野から応用分野までの、幅広い国際的な連係プレーによって成し遂げられてきたことが解るでしょう。数学・物理・化学の3科目は、あらゆる分野を横断する共通の基礎です。そして、これに加えて英語の能力が、きわめて重要です。
科学技術の現場では、断片的な知識は役に立ちません。体系化された知識、自分の思考の一部となった知識のみが、道を拓く力となります。Physics Neverlandでの学習が、皆様にとって、進学の準備であると同時に、将来へ向けての本格的な始動であって欲しいと願っています。
