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一般的な学習アドバイス

英語4 コミュニケーションのための英語学習 Ⅲ:正しい学習法は最初が難しい

 

今回は、英語学習に限らず、学習一般に関係する事項も少し含めた話をしたいと思います。

始めに易しく感じる学習法は要注意

前回の記事に書いたように、言語野の機能は聴覚と結びついていますので、英語を学習する場合、とくに導入期においては、文字による入出力をなるべく控え、音声による入出力を中心とする学習が必要です。

ただし、多くの語学教材で謳われている「ただ・・・するだけで、驚くほど・・・」という宣伝文句を鵜呑みにしてはいけません。

頭を空白にしたオウム返しのような練習は、精神的な負担が少ない分、言語野をスリープ状態に置いてしまいます。最初のうちは向上感があっても、内容が空虚な会話の真似事にしかなりません。「慣れ親しむ学習」を長く続けると、言語野は仕事をさぼることを覚え、能力を発揮しなくなります。

外国語の学習は、どうしても脳に大きな負担がかかる作業です。これは避けられません。とくに英語は、単位時間当たりに伝達する情報量が、日本語の約3倍と言われています(つまり、同じ内容のニュースを英語で流すと、時間が1/3になります)。スピードに慣れ、これに耐えられる集中力を鍛えなければなりません。                                                                                                                                                                                                                       

一本指のピアノ練習はNG

集中力を要求される訓練はハードですが、これを嫌がらないことが重要です。

正しい学び方は最初に難しく感じても、次第に進歩を容易にし、日々の向上感が新たなモーティベーションを生みます。そして最終的に、高いレベルへ導いてくれます。これは語学に限りません。スポーツであれ楽器などの習い事であれ、すべての学習に共通です。

逆に、最初は容易に感じられたが次第に難しく・・という場合は、間違った学び方になっていると考えた方が良いでしょう

幼児にピアノを教える場合、一本指で単旋律だけ弾かせれば、最初は簡単です。子供もすぐに達成感を感じて、喜びます。しかしこれは、多くとも最初の数回で終わりにすべきです。それ以上続けると、10本の指での練習に切り替えさせるには、かなり困難を伴います。

しからば自分は・・・一本指だけを超人的に動かし・・・ などと考える人はいないでしょう。作曲家の想定していないやり方では、曲は演奏できません。同じように、神様が想定していなかったやり方では、言語野は機能しないのです。言語野に限らず、自然の摂理に逆らえば、人間の頭脳は正しく機能しません。

ピアノを初めて習うとき、10本指で弾くことなどとても難しすぎる・・・と恐れる必要はありません。難しくはあるかもしれませんが、最初のハードルを越えれば、辛くはなりません。

逆に、最初に易しければ、「易しい → 単調 → つまらない」となるのが普通です。難しさと面白さは、一般に正比例します。私の観察では、ピアノが好きな人は、初心者向きの易しい曲は好みません。例外なく、自分が出来るぎりぎりの難曲に挑戦したがります。

(続く)

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