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保護者の方々へ

英語2:バイリンガルは存在しない?-Ⅱ

私が英国に渡ったのは、息子が誕生する少し前のことでした。私は妻を日本に残して渡英し、息子の誕生後、生後3か月で二人は私に合流しました。

バイリンガル的な環境は危険?

渡英する際、私は多くの先生、先輩方から忠告を受けました。子供の言語習得期に日本語なのか英語なのか分からない環境に置くと、子供は言語的な発育が遅れ、発達障害に陥る場合があるので注意しなさい、というのです。海外で研究生活を送った多くの人々の経験や実例からの忠告でした。

これは、前編の記事(Ⅰ)で紹介した言語学の学説とも符合しています。つまり、最初に一つ、OSをきちんとインストールしておかなければ、いかなるアプリも正常に作動しないのです。

実際に私の息子の場合も、言葉の遅れがやや心配な状態になってきましたので、諸先生の助言を思い出し、子供を妻とともに3か月帰国させ、日本語の基礎を作りました。幸い、時期が良かったのか、妻の両親や兄弟たちと緊密なコミュニケーションができたことで、戻ってきた時には驚くほどしゃべりまくっていました。

両親と話せるようになると、コミュニケーションから色々なことを学び始めます。それからは知的な発育も、人並みに順調でした。

その後、日本語ばかりが先行することが心配になり、今度は地元の保育園に午前中だけ預けるようにして、やがて英語と両立させることができるようになりました。その後の私たちの英国生活では、私がフォローできないほどの早口の人や、地元訛りの強い人々と話すときに、通訳としてずいぶん、役に立ってくれました。

(続く)
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